初心者で勝てなくて悩んでいる中学生は継ぎ足が原因になっている可能性が非常に高いです。
そ、そうなんですか!!!???
これが直って勝てるようになった生徒は山ほどいたぞ!
ということで、今回は、剣道における継ぎ足の正しい使い方について考え、継ぎ足を直すべき理由と対策方法について徹底的に解説していきます。
継ぎ足は悪いものではありませんが、間違った使い方をすると致命的な欠点となります。
剣道人生をあきらめる前に、1回最後まで読んでみてください。
継ぎ足とは
継ぎ足とは、相手との距離を縮めるために使われる技術です。
継ぎ足自体は悪いものではありませんが、試合や稽古で常に継ぎ足をしている人がいますが、これは正直、最悪の癖です。
打つときにまで継ぎ足をしていると、技の起こりがバレやすくなり、打撃の速度も遅くなってしまうのです。
中学校から剣道を始めて、勝てるようになるかならないかの違いは、この「継ぎ足」にあるといっても過言ではありません。
正しい使い方としては、距離を縮める必要がある時だけです!
常に継ぎ足をすることは避け、適材適所で使うようにしましょう。
打つ前に継ぎ足をしてはいけない理由
以下の2つの理由から、打つ前に継ぎ足をしてはいけません。
技の起こりが丸わかり
どんな場面でも左足を動かしてから打とうとしまうと、技の起こりが丸わかりです。
これから打ちますって宣言して打つようなものだぞ!
このため、相手から見れば技の起点が予測でき、出ばなを狙われやすくなります。
打突スピードが遅くなる
剣道の理想は一拍子での打突ですが、継ぎ足をすることで二拍子の打突になってしまうことがあります。
よく最初にならう素振りの動作は、右足を出しながら竹刀を振りかぶり、左足をひきつけながら竹刀を振り下ろすというものです。
これでは振りかぶった頂点で竹刀と体が一瞬停止するため、二拍子の打突になってしまいます。
打突の最中に止まるなんで、打ってくださいっていているようなものだぞ!
一拍子の打突と比べると、二拍子の打突は打突の起こりがわかりやすくなります。
継ぎ足を直す練習方法
稽古でよくこんなことを聞きませんか?
遠間から一歩攻めて打て!打つんだぁ!!!!!
初心者の中学生にとってはこの指示が最も悪です。
この癖がついてしまった初心者の中学生は、ほぼほぼ試合では勝てません。
ゼッタイに左足を動かさないでその場から打つ
継ぎ足を直すためには、左足を動かさないでその場から打つようにするのが一番効果的です。
遠間から一歩攻めて打て!打つんだぁ!!!!!
こんな指示があった場合にも、1歩入った勢いをそのままに打つのではなく、1歩入ったらいったんその場で止まりましょう。
必ず、「間合いを詰める」動作と「打突」の動作は分けるようにしてください。
止まったところから、左足の蹴りだけで打つように心がけることで徐々にその場から打てるようになっていきますよ。
剣道の継ぎ足のまとめ
以上で、剣道における足さばきの一つである「継ぎ足」についてご紹介してきましたがいかがだったでしょか。
なるほど、うちの生徒が勝てない理由が分かった気がします!
この継ぎ足問題は本当に重要だからね!
継ぎ足は基本的な足さばきの一つであり、適切に使うことで有効な技を打つことができます。
しかし、使い方を誤ると致命的な欠点となり得るため、注意が必要ですよ。
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