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剣道形の覚え方とは?初心者でも忘れにくい練習方法とコツを解説

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ケンサル

元公立中学校教員のデジタルマーケッター兼webライターの剣サル事業部のケンサルです。

剣道部って、教員での専門家が少ない部活動なので、初任の先生が顧問になりがちですよね。

筆者は中学校から剣道を始めた5人で都道府県大会のベスト8まで勝ち上がった経験がありますので、お役に立てる自信はあります!

・剣道歴20年
・剣道5段
・自身中学生時は全国ベスト8
・生徒は初心者集めて都道府県大会ベスト8

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日本剣道形がなかなか覚えられず、順番や役割が混ざってしまう人は少なくありません。特に昇段審査が近づくと、形だけが不安として残りやすくなります。

全日本剣道連盟の「日本剣道形解説書」では、日本剣道形は太刀の形7本、小太刀の形3本、合計10本で構成され、剣道修錬の基本となるものと整理されています。また、全日本剣道連盟の「剣道・居合道・杖道称号・段級位審査規則」では、初段から五段までの審査は実技、日本剣道形、学科で行うと定められています。

この記事では、剣道形の覚え方がわからない人向けに、覚える前に押さえたい基本、順番の整理方法、打太刀と仕太刀の役割、忘れにくい練習方法、審査前の確認ポイントまで解説します。

日本剣道形を覚える前に押さえたい基本

日本剣道形を覚える前に押さえたい基本の図解

剣道形が覚えにくい人の多くは、順番だけを暗記しようとしてしまいます。しかし、日本剣道形は単なる暗記課題ではありません。全日本剣道連盟は、日本剣道形を通して剣道の原点である刀法の原理、攻防の理合、作法の規範を学ぶものとして位置づけています。

そのため、まず押さえたいのは「何のために形を学ぶのか」です。形は、竹刀稽古だけでは見えにくい間合い、刃筋、機会、姿勢、残心を学ぶ土台になります。審査のためだけに覚えようとすると混乱しやすいですが、一本ごとの意味を理解しながら進めると記憶に残りやすくなります。

また、日本剣道形は太刀7本、小太刀3本の計10本で構成されます。まずこの全体像を頭に入れておくと、どこで混乱しやすいかを整理しやすくなります。段位そのものの流れを確認したい場合は、kensaruの剣道の段位の記事もあわせて見ておくと理解しやすくなります。

剣道形を覚えやすくする順番

剣道形を覚えやすくする順番の図解

剣道形は、最初から10本を一気に通そうとすると崩れやすくなります。覚えやすくするには、順番を細かく区切って積み上げることが大切です。

おすすめの順番は次の通りです。

  1. 礼法と開始位置を覚える
  2. 使う構えを整理する
  3. 太刀1〜3本目をまとめて覚える
  4. 太刀4〜7本目を追加する
  5. 小太刀1〜3本目を分けて覚える
  6. 最後に10本を通して確認する

この進め方のよい点は、混乱しやすい要素を分解できることです。いきなり動きだけを追うのではなく、礼法、構え、足さばき、役割、順番を別々に整理してからつなげると、忘れにくくなります。

また、全日本剣道連盟の解説や審査の考え方では、太刀の一本目から七本目まで打太刀が「機を見て」仕掛ける点が重視されています。つまり、動きの順番だけでなく、「どの場面で」「何を見て」動くのかを理解することが覚えやすさにつながります。

打太刀と仕太刀の役割を理解する

打太刀と仕太刀の役割の違いを整理した図解

剣道形が覚えにくい理由の一つが、打太刀と仕太刀の役割を曖昧にしたまま動いてしまうことです。自分が何を担当しているのかがはっきりしていないと、順番も動きも混ざりやすくなります。

打太刀は、正しい攻めと機会を示す側です。仕太刀は、それに対して理合に沿って応じる側です。どちらが主役というより、両方の役割がそろって初めて一本の意味が成立します。

全日本剣道連盟の審査に関するインタビューでも、日本剣道形は刀法の原理や攻防の理合を学ぶものであり、日本剣道形と竹刀稽古は「車の両輪・鳥の両翼」とされています。役割を理解して動くことで、竹刀稽古での打突理解も深まりやすくなります。

ここで大切なのは、打太刀はただ打ち込む側、仕太刀はただ勝つ側ではないということです。打太刀が雑に動けば仕太刀も崩れますし、仕太刀が早すぎても理合は崩れます。役割を言葉で説明できるようになると、形の記憶もかなり安定します。

忘れにくい剣道形の練習方法

忘れにくい剣道形の練習方法の図解

剣道形を忘れにくくするには、稽古中にただ繰り返すだけでなく、記憶が残る手順を作ることが重要です。おすすめなのは、次の4つを組み合わせる方法です。

  1. 一本ごとに動きを声に出して説明する
  2. 稽古後にノートで要点を3行だけ書く
  3. 動画を撮って礼法と間合いを見返す
  4. 次回は前回つまずいた一本から始める

声に出すときは、「打太刀が機を見て入る」「仕太刀は中心を外さず応じる」など、意味ごとに整理すると覚えやすくなります。動きの名称だけを唱えるより、役割と理由をセットにしたほうが定着しやすくなります。

ノートを使う方法も効果的です。kensaruの剣道ノートの書き方の記事でも紹介している通り、稽古後すぐに言葉にすると、次回の修正点が明確になります。長く書く必要はなく、「一本目で足が詰まる」「小太刀で間合いが近い」など短く残すだけで十分です。

また、毎回10本通すより、苦手な1本を3回だけ丁寧に繰り返すほうが効率的なことも多いです。覚え方に不安がある人ほど、量よりも精度を優先したほうが結果的に早く安定します。

審査前に確認したいポイント

審査前に確認したいポイントの図解

剣道形は、段位審査で形審査がある以上、審査向けの確認も欠かせません。全日本剣道連盟の規則では、初段から五段までの審査は実技、日本剣道形、学科で行うとされています。一方で、実際に何本求められるかや運用の細部は所属団体や審査要項によって異なることがあります。受審前には必ず最新の審査要項を確認してください。

審査前に見直したいのは、次の点です。

  • 開始位置と礼法が毎回そろっているか
  • 構えに入る足順が乱れていないか
  • 打太刀と仕太刀の役割が逆転していないか
  • 間合いが近すぎたり遠すぎたりしないか
  • 打突後の残心まで示せているか

二段以上を目指す場合は、既存の剣道二段審査のコツの記事剣道二段に落ちる人の記事も参考になります。初段受審者なら、剣道初段に落ちる人の特徴の記事も役立つでしょう。

審査直前に新しい覚え方を増やすより、ここまで積み上げた確認項目を短く回すほうが安定します。前日は10本を荒く通すより、礼法、開始位置、苦手な一本の確認に絞るほうが崩れにくくなります。

剣道形でよくあるつまずきと直し方

剣道形でよくあるつまずきと直し方の図解

剣道形でよくあるつまずきは、ある程度共通しています。最初から自分だけが覚えられないわけではありません。

特に多いのは、次のようなケースです。

  • 順番だけ追って意味が抜ける
  • 焦って動きが早くなる
  • 木刀の軌道より足さばきが先に崩れる
  • 打突後に目線や気持ちが切れる
  • 小太刀に入った途端に混乱する

順番だけを追っている場合は、一本ごとに「誰が機を作るか」「何に応じるか」を言葉にして整理すると修正しやすくなります。焦って早くなる場合は、速さを落としてもよいので、礼法と間合いを正確にすることを優先してください。

また、木刀の動きだけに意識が行くと、足さばきが置いていかれがちです。形は上半身だけで覚えるものではありません。構え、足の運び、間合い、残心まで含めて一本です。礼法が不安な人は、剣道の礼法と作法の記事もあわせて確認しておくと、形全体が整いやすくなります。

よくある質問

剣道形の覚え方でよくある質問の図解

剣道形は順番だけ覚えれば大丈夫ですか?

順番だけでは不十分です。役割、間合い、礼法、残心まで含めて理解したほうが、忘れにくくなり審査でも崩れにくくなります。

日本剣道形は何本ありますか?

全日本剣道連盟の解説書では、太刀の形7本、小太刀の形3本、合計10本で構成されています。

形は毎回10本通したほうがよいですか?

必ずしもそうではありません。苦手な一本を分けて確認し、最後に通すほうが効率的な場合も多いです。

審査で必要な本数はどう確認すればよいですか?

所属する都道府県連盟や審査要項で確認してください。段位や地域によって運用が異なることがあります。

竹刀稽古と形は別々に考えるべきですか?

別々ではありません。全日本剣道連盟も、日本剣道形と竹刀稽古は両方そろって理解が深まるとしています。形で学んだ理合は竹刀稽古にもつながります。

剣道形の覚え方で大切なのは、順番だけを追わず、意味と役割を一緒に整理することです。礼法、構え、打太刀と仕太刀の役割、間合い、残心までを分解して覚えると、初心者でも忘れにくくなります。審査対策としても、一本ごとの意味がわかっているほうが動きは安定します。

参考資料

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