大会に出場するためには団体戦のポジションを決めなくてはいけません。
ポジションを決めるのがなかなか大変な作業でして、初めて剣道に関わった顧問の方には難しいですよね。
そうなんですよね、いまだにちょっと分からないですね！
言語化されていないこともあるからね、たしかに難しい！
ということで、今回は剣道の大将の役割や、大将に適正な性格や心構えを徹底解説していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・剣道未経験の顧問
・大将について知りたい
・自分の適性を知りたい
今回の記事は大将に特化した内容になります。
各ポジションについての全体像をつかみたい方はこちらの記事をぜひ参考になさってください。
大将の役割と特徴
大将の役割はただ一つ、
チームを勝利に導く！
前の4人が繋いでくれた状況をしっかりと判断し、チームを勝利に導くのみです。
ここまでくると、どのような結果ならチームは勝てるのかということは明確になっています。
場合によっては、２本を取ってやっと代表戦という過酷な状況もあるかもしれません。
「大将が負けてチームが負けたなら仕方ない！」
と、全員が思えるような選手がふさわしいでしょう。
大将に向いている人の特徴は以下の通りです。
・信頼感がある
・実力がある
大将に適正な性格
大将はどのような手段でもチームを勝利に導かなくてはなりません。
試合の中で相手の弱点を見抜く力や1本を取った後の時間の使い方など、いい意味でずる賢い性格の生徒が適任です。
極度のプレッシャーがかかるポジションでもあるため、「まあ、なんとかなるっしょ」とどんな時でも思える楽観的な性格も適任ですね。
大将としての心構え
自分がやらなければならないことは明確になっている分、そんなに頭を使う必要はありません。
試合に臨む前に必ずスコアを確認し、自分のやるべきことを明確にしましょう。
むしろ大事なのは、勝負が自分の前で決している時の試合の仕方です。
大将の試合は次の試合の先鋒戦につながりますので、雑な試合にならないように心がけましょう。
大将が大好きな剣道家の声
剣道歴12年の男性 性格：お調子者
大将が好きな理由
勝ち上がっていくと、やはり大将戦になってくることが多くなります。
自分の結果でチームの勝敗が決まるので、もちろん緊張やプレッシャーはとてもありますが、その分勝てた時は何にも変え難い嬉しさがありました。
このような理由からとても魅力的なポジションだと考えています。
大将で大変だったこと
やはり、とてもプレッシャーがかかる場面が多いことが大変だった点かなと思います。
相手から2本取らなければ代表戦にすら持ち込まなかったり、逆に一本も取られてはいけない場面など精神的にも体力的にもキツいことが多いポジションだと思います。
剣道歴3年の女性 性格：楽観的
大将が好きな理由
楽観的な性格のわたしが大将を任されていました。
私の所属していた剣道部は、地区大会でも勝てないような弱小チームでしたが、強豪校の大将相手に1本取れる瞬間もあり、そんな瞬間が最高に気持ちよかったので大将が好きでした。
大将で大変だったこと
大変だったと思うことは、シビれる場面で自分の番に回ってきた時のプレッシャーがすごいということです。
後輩や同期が頑張ってきた中で、他校で1番強いであろう大将と戦うのは尋常ではないほど緊張しましたが、仲間の声援や、楽観的な性格のおかげで乗り越えられたと感じます。
剣道の大将のまとめ
以上で大将についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
大将って意外にもやることが明確でわかりやすいんですね！
そうなんだよ！一番難しいのは副将かも！
チームの顔ともいえる大将には実力があり、チームからの信頼が厚い選手を置いてあげましょう。
「大将に回して負けたら仕方ない」と全員が思えるようなチームづくりを心がけてくださいね。
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