大会に出場するためには団体戦のポジションを決めなくてはいけません。
ポジションを決めるのがなかなか大変な作業でして、初めて剣道に関わった顧問の方には難しいですよね。

そうなんですよね、いまだにちょっと分からないですね!

言語化されていないこともあるからね、たしかに難しい!
ということで、今回は剣道の中堅の役割や、中堅に適正な性格や心構えを徹底解説していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・剣道未経験の顧問
・中堅について知りたい
・自分の適性を知りたい
今回の記事は中堅に特化した内容になります。
各ポジションについての全体像をつかみたい方はこちらの記事をぜひ参考になさってください。
中堅の役割と特徴

中堅の役割は
試合スコアと流れの調整!
一番頭を使わなくてはいけないポジションが、この中堅です。
先鋒・次鋒の結果は考えないといけないし、流れも考えないといけないし、副将・大将の相手との相性も考えないといけないし、ということで難しいポジションなんです。
チームの精神的支柱となれるような選手に託しまししょう。
中堅に向いている人の特徴は以下の通りです。
・賢い
・判断力がある
・体格が良い(いい意味で)
・安定感がある
中堅に適正な性格

中堅は体格の良い選手やパワーでガンガン攻めてくる選手が多いポジションです。
そのため、パワーで押されても、相手にやり返せるような強気で負けず嫌いな性格の生徒が適任です。
さらに、的確な状況判断が求められるため、常に冷静沈着でいられる性格も重宝します。
中堅としての心構え

常に、3分間の中で1本取ってくる、1本勝負のようなつもりで試合に挑みましょう。
先鋒、次鋒が2本負けという最悪な状況でも、中堅は負けさえしなければ後ろへ繋ぐことができます。
先鋒と同じように、「自分が勝たなきゃ」という気持ちで試合に臨んでしまうとどうしても体の動きが固くなってしまいます。
そのため、「最低限引き分けでも後ろがなんとかしてくれる!」と心に余裕を持って試合に臨みましょう。
中堅が大好きな剣道家の声

剣道歴3年の男性 性格:真面目
中堅が好きな理由
中堅は試合の中間に位置するポジションで、地味に思われやすいが勝敗が決定しやすい重要なポジションだからです。
先鋒と次鋒が負ければ敗北が決定、勝てば勝利が決定します。
勝敗の運命を決める役割を担うので大変ですが、やりがいあります。
中堅で大変だったこと
中堅は最もプレッシャーがあるポジションであるところが大変だと思います。
仮に先鋒・次鋒が負けてしまい、中堅が負けると敗北が確定してしまうのです。
どのポジションもプレッシャーがあることには変わりはありませんが、やはり中堅は勝敗に関わる試合となるので大変だと思います。
剣道歴5年の男性 性格:最後まで諦めない
中堅が好きな理由
5人中真ん中にいる立場として、それまでの2人の動きを頭の中にしっかりインプットしておいて、有利な作戦を頭の中で考えて戦うのが楽しくて好きです。
大事なのは現段階の冷静な分析力と計画力だと思います。
中堅で大変だったこと
自分が試合中に予想外の展開になった時に、相手に隙を与えないように打ち方、守り方を頭の中でサッと組み立てられるか不安でした。
転びそうになったこともあり、その時の低姿勢からの体の起こし方が大変でした。それでも最後まで諦めずに闘うことが大事だと思います。
剣道歴9年の男性 性格:優しい
中堅が好きな理由
団体戦においてちょうど真ん中のポジションです。
いきなり戦う先鋒と異なり、勝負の流れを見極めイメージしながら戦う順番を待つことが好きです。
また、勝負の結果についても後続に副将と大将が残っているため、「引き分け」だとしても良いとされるため個人的には伸び伸び戦えるポジションのため好きです。
中堅で大変だったこと
先鋒と次鋒が2連続で負けてしまった場合は、中堅にかなりのプレッシャーが寄せられます。
中堅が負けた時点で団体戦敗退となり、副将、大将のモチベーションが全く無くなってしまうことも中堅へのプレッシャー要素となってしまうと思います。
剣道の中堅のまとめ
以上で中堅についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

中堅もなんだか難しそうです!

チームのバランスをとる重要なポジションだね!
中堅はさまざまな状況で試合をしていくことになりますので、自分でスコアを見て判断できる選手に託しましょう。
中堅が安定するようになると、チーム力としても格段にアップしますよ。

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