剣道の部活で竹刀を使っていると、あっという間に壊れることがありますよね。

なんか、一回の稽古で壊れたって、嘆いていた生徒いましたわ!

そうなんだよね、かなりショックよね!
中には、一日も持たずに竹刀を壊す人もいます。
実は、その背景には、はっきりした理由があるのです。
本記事では、なぜ竹刀が短期間で壊れてしまうのか、その主な原因を徹底解説していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・初めて剣道部の顧問になった
・竹刀がすぐに壊れてしまいお金がない
竹刀の選び方についての詳細はこちらにありますのでぜひ併せて参考にしてください。
竹刀がすぐ壊れる人の3つの原因と対処法

打突が強すぎる
竹刀が早く壊れる原因は、打突の強さにあり、強すぎる打突は、手の内が不十分であることが多いです。
技術のある人は、打突の際に手の内を適切に使い、適度な力で打突することができます。
ただ、打突の際に手の内を適切に使えない場合、振った全ての力が打突に変換され、強過ぎる打突になります。
打突が痛いと稽古相手から指摘されたら、力加減を見直してみると良いでしょう。
打突が面金に当たっている
竹刀が打突時に立つと、面を打つ際に竹刀が面金に接触します。
面金は金属製なので、これにより竹刀に大きなダメージが生じ、竹刀が頻繁に壊れる要因となっています。
面への適切な打突箇所は、面布団部分です。
面金によく当たる方は、打突する際に手首をしっかりと使い、狙って面布団を打つことを心掛けましょう。
打突時の刃筋が正しくない
打突の際、刃筋が傾いていると、竹刀の一方の部分だけにストレスが集中し、その部分が壊れやすくなります。
たとえば、竹刀が常に右に傾いて打突する人は、右側にダメージやささくれができやすくなります。
いつも同じ側で壊れる現象に気づいた人は、刃筋が曲がり続けていることが原因かもしれません。
きちんと刃筋を真っ直ぐに保ちながら打突することで、竹刀にかかるストレスを減少させ、その寿命を延ばすことができます。
竹刀のお手入れ方法

竹刀の点検で傷みや損傷が見られたら、その竹刀は使うのを止めて、新しいものに変えてください。
稽古が終わったら、竹刀のケアを欠かさずに行いましょう。
以下で、各部位のチェック方法と、問題が見つかったときの対処法を詳しく説明します。
竹
竹刀の「竹」は打突の際、最も衝撃を受ける部分ですので、竹の表面にささくれや亀裂がないか定期的に点検しましょう。
カーボン竹刀の場合、露出した繊維がないかもチェックが必要です。
ささくれを見つけたら、竹刀削りやサンドペーパーで取り除きます。
小さければそのまま修正、大きければ竹刀を分解して調整し、削った際は、竹刀削りを竹にほぼ直角で当て、一方向に削るのがコツです。
削った後は、油を布で軽く拭くと耐久性が向上します。
亀裂や割れを見つけた竹は使用禁止で何本かの竹が損傷した場合、他の健全な竹と組み替えて使用することができます。
ただ、打突側の竹を反対側に使うことはおすすめできません。
逆の力がかかり、破損リスクが増えます。
壊れた竹は新しいものに交換するのがベストですね。
先革
先革の点検は、穴や擦り切れがないかを確認することで、竹が飛び出すリスクを避けます。
痛みや穴がある先革は、すぐ新しいものに変えましょう。
また、先革のサイズには全日本剣道連盟の規定があるので、自分の年齢や条件に合わせて正しいサイズを選びましょう。
中結
中結の確認は、しっかり締まっているか、そして切れかかっていないかを見ることが大切です。
中結は4本の竹がばらけないように保持する役割があります。
もし緩んでいれば、先革も取れやすくなるので注意が必要です。
緩い中結はきちんと締めなおし、余った部分ははさみで整えてくださいね。
弦
弦は竹刀がしなるときに、それがバラバラにならないように支える重要な部分です。
弦が緩いと、打突の際に先革が取れるリスクが上がりますので、常にしっかりと張っているかチェックしましょう。
もし緩んでいたら、きちんと締めなおします。
使用中、柄革や弦は徐々に伸びてきますので、定期的な調整が大切ですよ。
柄革
柄革が緩むと、手の技が竹刀にうまく伝わらず、パフォーマンスに影響します。
効果的な打突のためには、自分の竹刀にぴったりの柄革を選ぶことが大切です。
長く使用して柄革が緩んだら、新品と交換を考えましょう。
収縮させて再利用したい場合は、熱湯を軽くかけて革を収縮させることができます。
ただし、乾燥後は滑りやすくなるので、革をよく摩擦して柔らかくしましょう。
竹刀のお手入れアイテム

竹刀油
竹刀の耐久性を上げるためには、竹に油を浸透させることが効果的です。
具体的な方法としては、ティッシュや脱脂綿に油を含ませて、竹刀を一枚解体した際の部分から、特に節の部分に挿入します。
なぜなら、竹は節の部分からしか油を取り込まないためです。
油を挿入したら、竹刀を再度組み立てて糸でしっかり固定します。油が全体に行き渡るまでに、だいたい1~2ヶ月の時間が必要ですよ。
竹刀削り 竹磨くん
竹刀削り匠
竹刀けずり
竹刀がすぐ壊れる人の原因のまとめ
以上で、なぜ竹刀が短期間で壊れてしまうのか、その主な原因を徹底解説してきました。

竹刀ってお肌と一緒でお手入れがp大事なんですね!

まあ、うまいこと言ってるような言ってないような感じだね。。。
確かに、これまでの内容を読むと、竹刀の手入れは手間がかかると感じるかもしれません。
しかし、剣道は単に技術や強さを競うだけの武道ではありません。
竹刀の手入れを通して、安全への配慮や相手への敬意を学ぶことができますし、、手間をかけて大切に手入れすることで、竹刀との絆や愛着も深まります。
手入れの作業を通して、心の成長や技術の向上が手に入るのです。
継続的な手入れと稽古は、剣道家としての精神を磨き上げる大切なプロセスと言えるでしょう。

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