剣道を続けていく中で、体の動きや竹刀の振り方などの様々な癖が身に付きます。
癖には自分の剣道の個性となる良い癖もある半面、悪い癖も非常に多くあります。
その中でも特に悪い癖と考えられている癖が、右手打ちの癖です。

右利きの人が多いから右手打ちって自然な動きなんじゃないですか?

実は右手打ちってデメリットばかりなんだよね。早いうちに直した方がいい癖だね!
右手打ちの癖が身に付いてしまうと、剣道の実力の伸び悩みにも繋がるため注意が必要です。
ということで、今回は剣道の右手打ちについてご紹介していきます。
この記事はこんな方におすすめ
・初めて剣道部の顧問になった
・剣道がうまくなりたい中学生・高校生
右手打ちとは?

右手打ちとは、右腕の力を主体にして竹刀を振っている状態を指します。
右手打ちには次のようなデメリットがあるため、悪い癖だと考えられています。
- 余計な力が入り打突に冴えが出にくくなる
- 手元が上がりやすくなり技を出した際に隙ができる
- 技を出す際に剣先が中心から逸れるため振りが遅くなる

悪いことだらけじゃないですか!

しかも右手打ちにはこれといったメリットは1つもないんだよ!
以上のように右手打ちにはデメリットが多く、癖になってしまうと実力の伸び悩みにつながってしまいます。
右手打ちかどうかを見分ける方法

右手打ちになっている人って、自分が右手打ちになっているという自覚はあるんですか?

もちろん自分で気付いて直す意識をしている人もいるけど、多くの人が無意識に右手打ちをしているね。
右手打ちが癖になっている人の多くは、自分が右手打ちであることを自覚していません。
右手打ちかどうかを見分けるポイントは次の5つですので、まずは自分が右手打ちになっていないかを確認してみましょう。
- 右手で竹刀を振り上げている
- 竹刀を振った時、左ひじが曲がっている
- 竹刀を振り下ろす時、剣先の軌道が自分の正中線より右側を通る
- 技を出した時、相手に対して体が横を向いている
- 右手の手のひらにマメができている
特に右手にマメができている人は右手打ちが癖となっていますので要注意です。
参考:剣道でできた手のマメの意味は?マメができる原因とケア方法を徹底解説!
もしも自分の所属するチームの中に右手打ちの人がいるのであれば、顧問の先生や指導者、周りの仲間達が優しく指摘してあげましょう。
右手打ちになる原因

右手打ちは剣道を始めて間もない初心者に多く見られる癖です。
そのため、剣道の基本動作が身に付いていないことが右手打ちの原因となります。
基本動作の中でも、特に右手打ちの原因となりやすい部分は次の3つです。
- 竹刀の握りが正しくない
- 力任せに竹刀を振っている
- 左手で竹刀を振る感覚が身に付いていない
右手打ちの癖には様々な原因が考えられますが、原因が分からなくては癖を直すことができません。
竹刀の握り方や力の入れ方を確認し、右手打ちの原因を特定した上で克服を目指しましょう。
右手打ちを克服する方法

右手打ちを克服するための前提条件として、次の2つのことを意識しましょう。
- 自分が右手打ちになっていることを自覚する
- とにかく右手で竹刀を振らないように意識する
自分が右手打ちになっているという自覚が無ければ、癖を直すことができません。
鏡の前で素振りをして、前述の「右手打ちかどうかを見分けるポイント」を確認しましょう。
もしも、右手打ちのポイントに自分が当てはまった場合は、稽古中はとにかく左手で竹刀を振るということを意識するようにしましょう。
以上の前提条件を踏まえた上で、右手打ちを克服するために次の稽古方法がおすすめです。
- 鏡の前で素振りをする
- 素振り専用の練習器具で素振りをする
それでは、2つの稽古方法について詳しく紹介します。
鏡の前で素振りをする
まずは、防具をつけていない状態で鏡の前に立って次のような素振りをしていきましょう。
- 左手だけで素振り(右手を外して左手で竹刀を振った時の竹刀の軌道を覚える)
- 上下素振り(大きく振りかぶり、左手素振りで覚えた軌道を意識しながら膝まで振り下ろす)
- 正面素振り(上下素振りができたら、振り下ろす高さを面の位置まで上げる)
初めのうちは、足を動かさずにその場で素振りをして、左手で竹刀を振る感覚を身に付けましょう。
なかなかうまくできない人は、竹刀ではなく木刀を使って素振りをしましょう。
木刀は柄が楕円形となっていて握りやすいため、竹刀よりも振りやすいという特徴があります。
木刀での素振りができるようになったら、竹刀に持ち替えて素振りを繰り返します。
その場での素振りに慣れてきたら、足を動かして同じように素振りをして正しい竹刀の振り方を身に付けましょう。
素振り専用の練習器具を活用する
最近は正しい竹刀の振り方を身に付けるための練習器具が開発されています。
練習器具の1つとして、武道用具メーカーの東山堂が販売している「面鳴り」がおすすめです。
こちらの「面鳴り」を活用することで、次のような練習効果が得られます。
- 右手打ちを矯正する
- 冴えのある打突を身に付ける
- 竹刀を振るための基礎的な筋力を身に付ける
竹刀と比べると少し短い作りとなっていますので、自宅室内での自主練習にも活用できます。
素振り専用の練習器具を効果的に活用しながら、効率よく癖を直していきましょう。
まとめ
以上で、剣道の右手打ちについてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

右手打ちって想像以上に悪い影響があるんですね。

無意識のうちに右手打ちの癖がついてしまう人もいるから、右手打ちに気付いたらすぐに教えてあげようね!
長く剣道を続けるうえで、右手打ちの癖はデメリットが多く克服するべき課題です。
右手打ちの克服は簡単ではありませんが、克服することができれば剣道が今以上にうまくなれることは言うまでもありません。
今回紹介した、右手打ちを克服するための2つの方法を参考にしながら、右手打ちの癖を克服していきましょう。

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