剣道の初段取得は、剣道家が目指す重要なステップですが、合格するための秘訣はあるのでしょうか?

たしかに気になります!合格へ秘訣を教えてほしいです!

あるので教えてしまいましょう!
ということで、今回は、初段取得について詳しく解説していきます。
初段取得のために必要な試験内容や合格率、合格するための具体的な方法などを詳しく説明するので、ぜひ1度ご覧になってください。
きっと不安な気持ちはなくなってしまいますよ!
この記事はこんな方におすすめ
・初めて剣道部の顧問になった
・初段を受けようと思っている
昇段審査についての概要はこちらにありますのでぜひ参考になさってくださいね。
剣道の段位とは?称号や段級位のルールを徹底解説!【昇段審査のコツ】
結論…初段はかかり稽古にならなければ合格できる

初心者の中学生でありがちなのは、どうしても何もしていない時間が不安に感じてしまって、とにかくかかり稽古のように打ちまくってしまうことです。
このような状況になってしまって1本も有効打突を打てなかった場合には、実技で不合格になってしまう可能性がかなり高いです。
審査員の大先生方も、初段で不合格にはしたくないのが心情でしょう。
自分勝手にならず、攻め合いで相手を探りながら一生懸命やっている人に関しては、有効打突っぽい打突が出るまで待ってくれたりします。
とにかく、自分勝手にならないように、「間合い」「攻め」「相手」をしっかり考えた剣道ができれば間違いなく合格することができますよ。
初段の審査内容

剣道の昇段審査には、初段から五段までの審査内容は都道府県によって異なりますが、共通しているのは実技審査、日本剣道形の審査、筆記試験の3つの審査があることです。
実技審査(切り返し・稽古)
実技審査は最も難しいとされ、課題の応じ技や基本打ちを審査する団体もあるため、注意が必要です。
各都道府県によっては、切り返しの無い地域もありますが、一般的に初段の審査内容は切り返し(2往復)と稽古2回です。
しかし、正しい稽古を日々行っているならば、問題なく合格できるレベルでしょう。
切り返しに関しては、正しい方法を学ぶことで、実技審査の合格につながります。
こちらに切り返しについての詳細をまとめておりますのでぜひ参考にしてくださいね!
剣道の正しい切り返しとは?目的や効果を徹底解説!【大きく・強く・速く】
日本剣道形の審査(3本目まで)
意外にも日本剣道形の審査でも不合格になっている人が多いため、審査が簡単だと思わずに十分に稽古をしておく必要があります。
特に四段・五段になると実技審査が合格しにくくなるため、形の稽古を怠る人が多いようです。

まあ、気持ちはわからなくはないね!
全日本剣道連盟では初段の審査で「太刀の形3本目まで」と定められていますが、たったの3本だと軽く考えるのは危険です。
しっかり稽古をしておきましょう。
筆記試験
昇段審査には実技審査、日本剣道形審査、そして筆記試験があります。
ただ、都道府県によって筆記試験の方法は異なるため、最近は周囲でも筆記試験で不合格になる人が増えているようです。
一部の連盟では事前にレポートを提出するシステムがあるようですが、私が4段を受けた茨城県では普通の筆記試験が行われていました。
ただし、事前に問題が知らされているので、特定の語句の意味を覚えていれば大丈夫です。
全日本剣道連盟では、500円で昇段審査の回答例が冊子にまとめられて販売されているため、不安な場合は購入するのがおすすめです。
全剣連のHPから通販でも手軽に入手できます。
ちなみに、筆記試験に不合格になった場合は再度受験する必要があります。
このような事態を避けるためにも、筆記試験の勉強はしっかりとしておくことが大切です。
剣道初段の合格率は80%超

剣道の初段審査は、奨励段とも呼ばれ、頑張って稽古をしている人にとっては合格しやすいという印象です。
平均すると、合格率は80%を超えると言われていますが、地域によっては合格率が100%に近いところもあれば、60%程度の厳しい地域もあります。
つまり、受験すれば必ず合格するわけではないので、稽古で学んだことをしっかり意識し、気迫のこもった正しい打突を心がけることが大切です。
初段は昇段試験の中でも最も簡単な部類に入りますが、次の段位に進むほど難易度が上がります。
そのため、初段を受ける段階から、二段や三段を目指して稽古に取り組むことが重要ですよ。
剣道の初段のまとめ
以上で、剣道の初段について合格率や合格の秘訣を徹底解説してきましたがいかがだったでしょうか。

なるほど、うちの生徒も受かる気がしてきました!

自信をもって普通の稽古通りの成果が出せれば大丈夫!
剣道の初段審査に合格するための秘訣は、基本に忠実に取り組み、決してかかり稽古のようにならないことです。
正しい面打ちや切り返しを継続的に練習し、日々のトレーニングで身につけることが重要です。
ぜひ、初段を取得して剣道家としての第一のステップを踏んでくださいね!

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