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剣道一級審査に合格するには?掛かる費用や一般的な審査科目を詳しく解説!

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剣道あれこれ
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ケンサル

元公立中学校教員のデジタルマーケッター兼webライターの剣サル事業部のケンサルです。

剣道部って、教員での専門家が少ない部活動なので、初任の先生が顧問になりがちですよね。

筆者は中学校から剣道を始めた5人で都道府県大会のベスト8まで勝ち上がった経験がありますので、お役に立てる自信はあります!

・剣道歴20年
・剣道5段
・自身中学生時は全国ベスト8
・生徒は初心者集めて都道府県大会ベスト8

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剣道初心者が目指すべき目標の1つが剣道一級の取得です。

わかば先生
わかば先生

初心者はまず一級を目指すべきなんですね!

ケンサルくん
ケンサルくん

一級は初心者が身につけるべき基本を習得した証明にもなるからね!

剣道を続けるにあたって、一級審査は避けては通れない審査と言っても過言ではありません。

ということで、今回は剣道の一級審査についてご紹介していきます。

剣道の一級とは?

剣道には技術の習熟度を証明する段級位制度というものがあります。

級位は段位よりも下位となっており、級の中で一番上の級が一級となります。

では、なぜ剣道を始めたての初心者が一級を目指すべきなのでしょうか。

その理由は次の3つです。

  • 初段審査を受審するためには一級を所持していることが条件だから
  • 初心者のうちに身につけるべき基本を習得した証明になるから
  • 明確な目標を持つことで上達スピードが向上するから

以上の理由から、初心者は一級審査の合格を目指さないといけないんです。

一級審査を受審するための条件

一級審査の受審条件は都道府県や地域によって異なります。

ただ、中学生や高校生が受審する場合は、特に難しい条件はないと考えて問題ありません。

なぜなら、満年齢や学年のみが受審条件となっている地域が多いからです。

また、年齢制限がある場合も、「小学校高学年以上」という条件が主流です。

このことから、中学校・高校から剣道を始めた人でも、すぐに一級審査を受審することが可能となるのです。

一級審査に掛かる費用

一級審査に掛かる費用についても、受審条件と同じく都道府県や地域によって異なります。

主要な地域の審査費用は次のようになっていますので参考にしてください。

  • 東京都(荒川区)・・・審査料2,000円+登録料2,000円
  • 大阪府・・・審査料0円+登録料2,200円
  • 福岡県(早良区)・・・審査料2,000円+事務費・登録料2,000円

以上のように2,000〜4,000円が一級審査に掛かる費用の相場と言えます。

受審条件や掛かる費用については審査要項をよく読んでしっかりと確認しましょう。

一級審査の内容

一級審査の内容は、剣道の基本並びに木刀による剣道基本技稽古法「基本1から9まで」となります。

つまり、剣道の基本が身に付いているかを審査する「実技試験」と、木刀による剣道基本技稽古法による「形試験」の2つが審査の内容と言えます。

では2つの試験内容について紹介します。

実技試験の内容

実技試験は都道府県や地域によって内容が変わります。

実際に行われている審査内容の例は次の通りになります。

  • 素振り
  • 切り返し・打ち込み稽古
  • 立ち会い

切り返し、打ち込みだけで実技が終わる地域もあれば、立ち会いを加えて実技が行われる地域もあります。

詳しい実技審査の内容は、各地域の審査要項をよく読んで確認しましょう。

形試験の内容

形の試験は「木刀による剣道基本技稽古法・基本1から9まで」が試験内容となります。

受審する地域によって、元立ちと掛り手のどちらか一方の試験だけを行うか、両方の試験をを行うかは様々です。

どちらか一方の試験だけを行う場合、元立ちと掛り手のどちらの担当になるかは試験が始まる直前まで分かりません。

そのため、元立ち・掛り手の両方の動作を完璧に覚えた上で試験に臨む必要があります。

木刀による剣道基本技稽古法とは

そもそも「木刀による剣道基本技稽古法」とはどのような稽古法なのでしょうか。

基本1〜9までの内容は次の通りです。

  • 基本1:一本打ちの技(面・小手・胴・突き)
  • 基本2:二・三段の技(小手面)
  • 基本3:払い技(表から払い面)
  • 基本4:引き技(引き胴)
  • 基本5:抜き技(面抜き胴)
  • 基本6:すりあげ技(小手すり上げ面)
  • 基本7:出ばな技(出ばな小手)
  • 基本8:返し技(面返し胴)
  • 基本9:打ち落とし技(胴打ち落とし面)

全日本剣道連盟が公開している木刀による剣道基本技稽古法の解説動画がありますので、こちらを参考に元立ち・掛り手どちらでも対応できるように準備しましょう。

参考:木刀による剣道基本技稽古法(全日本剣道連盟公式Youtubeチャンネル)

一級合格のコツ

中学校や高校から剣道を始めた人にとって、一級審査は初めての審査となります。

そのため、大会とは違った不安を抱えてしまう人もいるのではないでしょうか。

しかし、一級審査の審査内容は毎年同じ内容となりますので、しっかりと対策を立てることで合格に近づくことが可能です。

先述した2科目ごとに、一級審査に受かるためのコツを紹介していきます。

実技試験のコツ

実技試験のコツは、「審査員が注目するポイントを理解して試験に臨むこと」です。

一級審査の実技試験は実力よりも剣道の基本がしっかり身に付いているかが着眼点となります。

そのため、審査員は次の3つのポイントに注目しています。

  • 礼法の基本(正しい礼の仕方や蹲踞ができているか)
  • 着装の基本(正しく防具が装着できているか)
  • 技の基本(正しく技が出せているか)

このポイントを踏まえて考えると、合格しやすい人の特徴は次のようになります。

  • 立ち合い前後に正しい角度で礼をすることができる
  • 実技試験中に紐がほどけないように防具を装着することができる
  • 打たれることを恐れずにまっすぐと技を出すことができる

合格しやすい人の特徴3つを意識して審査に臨むことが、合格するための重要なコツです。

正しい礼法については別の記事でも紹介していますのでしっかり読んで対策をしましょう。

参考:剣道の礼法と作法とは?立合や稽古中の礼法やマナーもしっかり解説!

形試験のコツ

木刀による剣道基本技稽古法は技の順番を覚えることが何よりも大変です。

当然、技の順番を間違ってしまうと審査は不合格となってしまいます。

順番を正しく理解することが形試験のコツと言えます。

技の順番は次のような語呂合わせで指導されることが多いです。

「一二と 払い引き抜き すり上げて 出ばな返して 打ち落とすなり」

語呂合わせを活用して、技の順番を頭に叩き込んでしまいましょう。

もちろん、元立ち・掛り手両方の動作は完璧にマスターする必要があります。

繰り返し稽古をして、自信をもって試験に臨みましょう。

まとめ

以上で、剣道の一級審査についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。

わかば先生
わかば先生

一級審査も、礼法や木刀による剣道基本技稽古法など覚えることが多くて大変そうですね!

ケンサルくん
ケンサルくん

だけど、合格したときの達成感は剣道を続けるうえでの自信につながるよ!

段よりも下位とは言えども、覚える内容の多さから一級審査は油断できない試験です。

しかし、一級審査の緊張感や稽古を積んだ経験は、これからの剣道人生に大きく生かされます。

今回ご紹介したコツを参考に、一級審査合格に向けて努力を積み重ねましょう!

わかば先生
わかば先生

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